福島市で「第5回 ふくしまレインボーマーチ」開催

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コロナ禍を経てリアル開催は3回目

 第5回ふくしまレインボーマーチが福島駅前の中心部「なかまち広場」を出発点にして開催されました。コロナ感染拡大を受けて、1、2回はネットで開催、実際のパレードは3回目。100人近い参加者は約50分かけて市内中心部を練り歩き「福島を自分らしく生きられる街に」などと声を上げました。

ふたりの共同代表がマーチにかける想いを語る

あいさつする共同代表のふたり

あいさつする共同代表のふたり

 パレード前のオープニングイベントでは東北各地のLGBTパレード実行委員会があいさつ。ふくしまレインボーマーチの開催を祝いました。続いて、ふくしまレインボーマーチ共同代表の高橋志保子さんは「福島に来て13年になる。いつも頭に浮かべるのは遠くに出て行った仲間や参加者の顔。ふるさとが安心安全な場所であるということがどれだけ大事かと思う」と涙ながらに語りました。続けて「福島の土地をもっと暖かい土地にしていきたい。私は、(LGBTを支援する)アライの立場として、こんな窮屈な世界は嫌だと思う。これはマジョリティーの社会の課題。私は大きな声をあげ、福島の街を練り歩きたい」とあいさつ。次に、同じく共同代表の猪股詢平(じゅんぺい)さんは「今年は福島県内でパートナーシップの導入など大きなニュースがあった。このマーチーで多くの方が自分はひとりじゃない、自分を大切にしていい、と思ってもらい、さらに生きやすい福島県になったら嬉しい」とあいさつしました。

 壇上では、取材に来たメディアも紹介され、読売新聞、福島民報のほか、福島中央テレビからは”のうぱん”の愛称で知られる”美容系男子”で人気のアナウンサー、直川貴博さんも取材に来ており会場からは大きな拍手で迎えられました。

 約100人の参加者は広場を出発し、パセオ通り、福島駅前と進みます。参加者はのぼりやプラカードを掲げ「福島を多様性あふれる街にしたい」「同性婚の実現を」などと声を上げながら練り歩きました。

沿道からの応援に手を振って応える参加者ら

沿道からの応援に手を振って応える参加者ら

 沿道からはレンボーフラッグを手に応援する高校生やお店の店員、すれ違う車の後部座席から高齢の女性が手を振るなど、和やかな雰囲気でパレードは迎えられました。

郡山の人気店がコラボコッペパンで出店

 また、会場では郡山の人気カレー店「ハバカーる。」によるカレーコッペパンとチャイの販売も登場。コッペパンは郡山で有名なクリームボックスを販売する「大友パン」のコッペパンが使用されるなど、街のLGBTフレンドリーなお店が参加する第一歩になりました。(編集部)

人気店のコラボに地元っ子ならずとも興奮!

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