3連休、金沢はレインボーカラーに染まった
今年で3年目となる「金沢プライドウイーク2023」が10月7日(土)〜9日(月)の三連休に開催されました。 シンポジウムやお茶会、チャリティーパーティなど多彩なイベントが行われました。総合司会には、小島慶子さんとブルボンヌさん、イベントにはロバート キャンベルさん、アンミカさん、乙武洋匡さん、天道清貴さん、八方不美人のメンバーなどが参加しました。また、駅前のハイアットハウス金沢でもイベントが開催され、ロビーには大きなレインボーフラッグが掲げられるなど、街がレンボーカラーに包まれました。
あの、アンミカさんが参加!
本サイト公式カメラにカメラ目線で笑顔も!
9日には、市内を約2時間かけてパレードする「金沢プライドパレード2023」が行われました。パレードの前のゲスト紹介の中で、アンミカさんが「パリコレ初めてドラァグ・クイーンのお姉さん達の素敵で華やかで力強いアイメイクに影響を受けました。
それまではどこか自分のメイクに完全な自信を持てなかった私は、また『アンミ…』程度でした。自信あふれるドラァグ・クイーンのお姉さん達から力をもらい、私はそこで初めて『アンミカ』になれた気がします!」と話すと会場は大いに盛り上がりました。
先頭にはLGBTフレンドリーな著名人が勢揃い
金沢市内を中心に行われたパレードは、午後1時半にしいのき緑地を出発。3つのフロートに別れた参加者は雨のやんだ市内を元気に行進しました。先頭にはアンミカさん夫妻のほか、小島慶子さん、乙武洋匡さん、ロバートキャンペルさん、天道清貴さん、松中権さんらが行進。途中、後方を歩いていた参議院議員の石川大我さんも先頭を歩きました。
沿道からは、金沢ならではの応援も
沿道ではこの日のためにレインボーの和菓子を作製した「森八」の従業員が路上に出てレインボーフラッグを手に応援。参加者も笑顔で応えました。そのほか、トランスフラッグを模した和菓子を「諸江屋」がつくるなど、和菓子の老舗が多い金沢ならではの嬉しい応援もありました。
アンミカさんが突然!
参加者と沿道は大盛り上がり!
近江町市場を超えてゴールまであと少しのところで、先頭を歩いていたアンミカさん夫妻がフロートの上に登りドラァグ・クイーンと共に参加者や沿道の見物客に手を振る場面も。予定外のサービスに参加者と沿道の興奮は最高潮に。2時間のパレードでしたが、あっという間のゴールでした。主催者の発表によると、全イベントで1500人、パレードには700人が参加したということです。主催者で一般社団法人金沢レインボープライド共同代表の松中権さんは以下のコメントを寄せています。来年の金沢レインボープライドが待ち遠しいですね。(編集部)
一般社団法人金沢レインボープライド共同代表の松中権さんのメッセージ 金沢プライドウィーク&パレードも3年目。本当にたくさんの方々のサポートのおかげで、輪が広がっていると実感しています。心から感謝しています。まだまだ、県内におけるLGBTQ+に対する理解が足りないということを理由に、石川県議会にて、パートナーシップ宣誓制度を含む理解増進条例案の提案が9月議会において見送られた直後でしたので、とても意義ある時間となったと思っています。焦ることなく、一歩ずつ進んでいくことが大切ですね。保守的と言われる地域だからこそ、地域の文化や伝統と、協働して、融合して、より良いまちづくりに色んな方々と取り組んで行きたいです。