2023.11.05
秋晴れのもと、福島市が虹色に染まった
福島県福島市で4日、第4回「ふくしまレインボーマーチ」が開催されました。繁華街を練り歩くパレードは2回目で、約130人が参加しました。多様な性への理解を深め、性的マイノリティを含む多様な人々が暮らしやすい福島県を目指したマーチは、午後2時からオープニングイベントがスタート。東北各地のパレードの代表があいさつした後、共同代表の3人が登壇、想いを話しました。
共同代表の高橋さんは「今日、皆さんに会えて嬉しい。マーチが終わった後も仲良くなれたら」と話し、パレード後の交流会への参加を呼びかけていました。廣瀬柚香子さんは「今年のテーマは『True colors 一緒に』です。昨年初めて歩き、マーチは歩くみんなで作るものだと感じました。皆さんと今日歩き出す足跡を残していきたいと思います」とあいさつしました。かなこさんは「去年一緒に歩いた光景がすごく嬉しかった。地域の人が手を振ってくれて笑顔を向けてくれて。そういう日常が毎日になったらいいな、と思っています」とあいさつ。会場は温かい拍手に包まれました。
県内の各市町村から応援メッセージ
パレードには福島県内の自治体から多くのメッセージが寄せられ、パレード会場に展示されました。
福島県からは、「レインボーマーチを通じて多様な性に対する県民の皆さんの理解が深まることを期待しております」という応援メッセージが寄せられたほか、福島市からは「ふくしまレインボーマーチが本県でも、性的マイノリティが身近に存在することを広く知らしめ、差別や偏見がなく安心して暮らせる社会に向けた大きな一歩となるよう、応援しています」とのメッセージが寄せられました。
他にも、以下の、10の市長、町長からも応援メッセージが寄せられました。
白河市長、本宮市長、喜多方市長、田村市長、会津三里町長、南会津町長、富岡町長、相馬市長、いわき市長、楢葉町長。
いよいよ、パレードスタート
14時すぎにスタートしたマーチは駅前の「まちなか広場」を出発。パセオ通りを進み、310号線を左折、福島銀行を見ながら信夫通りに入ります。まちなか広場には約1時間かけて戻ってきました。パセオ通りの沿道ではレインボーマーチのポスターを貼って応援してくれるお店や、レインボーフラッグを振って応援してくれる美容院の店員さんもいました。また、2階から手を振ってくれる従業員さんもいるなど温かい雰囲気に包まれたパレードでした。
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