クロージングイベントで盛り上がりは最高潮に!


「ハッピープライド!」
「お疲れさま!」
 出発地点の「まちなか広場」にパレードの参加者が戻ってくると盛り上がりは最高潮に。全員で無事にゴールです。

 パレードを終えて取材に応じた共同代表の廣瀬柚香子さんは「去年、歩いてみて、福島を変えていけるんじゃないかな、と思いました。前向きな動きを感じています」と話しました。また、富岡町や伊達市がパートナーシップ制度の導入に向けて動いていることについて、「正直、(全国の動きと比べて)遅い。だからこそ、徹底的に私たちの人権や生きづらさを考えてほしい」と注文をつけました。また代表を務めるのは今年が最後、として「歩いている人への感謝は忘れないでいようと思う。世界一周をして福島に戻ってきたいです」と抱負も語りました。

 郡山市から参加したゲイ男性(38)は、「自分の生まれ育った福島にも同じLGBTの仲間がいることがわかり、癒されました。ただ、福島市やいわき市の市長の応援メッセージがあるなか、(自分の住む)郡山市長からの応援メッセージがないことが悲しかったです」と話しました。

パレードの終わりには恒例の記念撮影!

行政に変化の兆しも。パートナー制度導入へ

 福島県では県単位でも市町村単位でも、パートナー制度の導入がありませんが、今年8月には福島市の男女共同参画審議会で2024年度中のパートナー制度導入が示されました。他にも富岡町、伊達市が今年度中の制度導入を目指しているなど、福島県でも変化の兆しは確実に表れています。

 これも、パレードを歩くことで少しずつ、福島が多様性を尊重する県へと変わっていってるのでしょう。この1年の各自治体のさらなる取り組みを期待したいと思います。参加者の皆さん、スタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした(編集部)

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