初日イベントには７千人が参加
今年で９回目となる「九州レインボープライド」が４日（土）、5日（日）の２日間にわたり、福岡市博多区の冷泉公園で開催されました。
最高気温29.3度(観測史上最高)という真夏を思わせる青空の下、主催者発表で4日のイベントに7千人、５日のパレードには約千人が参加しました。
ダンスを披露する「虹組ファイツ」の皆さん
LGBTQ＋（性的少数者）をはじめとする全ての人が自分らしく生きていける社 会の実現を目指すイベントには、企業や団体の多数のブースが出展しました。ステージではライブやトークショーに加え、同性同士のウエディングセレモニーも開催され、婚姻の平等（＝同性婚）の早期実現を求めました。
ステージのイベントは公式サイトからオンライン配信するなど全国から参加できるように配慮されていました。
新宿エイサー新虹によるパフォーマンス
有名企業のブースがずらり、自治体も多数参加
「ホップ♪ステップ♪一緒に進もう🎵」が今年のテーマ。ブースエリアには例年どおり、多数の団体、企業ブースが出展しました。
マリフォーやコカコーラの皆さん
福岡県や福岡市もブースを出してパートナー制度の宣伝や各種フライヤーを配布していました。
各自治体へのメッセージや要望など
また、自治体からのメッセージも多く寄せられ、それに応援メッセージを付箋でつけられるような工夫も。
福岡県をはじめ、県内の２５の自治体、佐賀県、長崎市、熊本市、宮崎市、鹿児島市など九州１３の自治体からメッセージが寄せられました。さらに、駐日欧州連合代表部やオランダ王国大使館など４つの大使館などからもメッセージが届きました。
パレードに参加できない！？
受付締切より1時間前でほとんどが「満員御礼」
イベントが賑わいを見せる中、パレード参加への整理券が当日の午前１２時前までには撮影禁止エリアと歩くのが困難な方用の車のみになる事態に。
中にはパレードの整理券が無くなり、残念そうに会場に消えていく若者の姿も。一方で協賛する大企業の従業員は数十人単位でお揃いのブランドTシャツを着てノボリを持って待機しています。
パレードの混乱を避けるために申し込み方式を取る場合が一般的ですが、団体以外の一般にもネット申し込みを受付けるなど改善が必要(*1)なのではないでしょうか。
パレードに勇気を持って参加しよう、と思った若い当事者にとって、パレードを歩く体験は生きる力になるはずです。協賛をしてくれる企業も大切ですが、そうした当事者のためにこそ、パレードはあるのだという原点を忘れてはいけません。
いよいよパレード、多くの笑顔が
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