東北各地のパレード実行委員がエール
今年で3回目を迎えるパレードには、東北各県からパレードの実行委員会などが応援に駆けつけ、パレードの終わりに壇上でエールを送っていました。
▼青森レインボーパレード/ミキさん
「パワフルな行動力に尊敬します。スタッフのみなさんの志と努力に感謝します。今日はたくさん自分を褒めてあげてください。」
▼虹をかける会(山形)/かおりんさん(共同代表)
「人生の半分を過ごしたここ仙台で、パートナーシップ制度ができたことを嬉しく思います。」
▼山形カラフルパレード/いけださん
「少しずつ多様性を受け入れられる環境が整ってきた。この輪を広げていきたい。」
▼秋田プライドマーチ/あおいさん(共同代表)
「他のメンバーは仙台に参加したことがあるが私は今日が初めて。仙台のパレードの盛会が東北を愛する者として嬉しかった。」
▼岩手レインボーマーチ/りつさん(共同代表)
「みなさんと一緒に歩くことができて誇りに思う。一関市で学生時代7年過ごした。悩んだ時代だった。心を許せる仲間が仙台市にいたので、昔を思い出しながら、今日、ここにたくさんの仲間がいるということを感じ、幸せに思います。」
▼福島レインボーマーチ/たかはしさん(共同代表)
「今月、福島市でパレードを開催し、仙台の実行委員のメンバーも参加してくれた。ありがとうございます。福島も仙台に負けないくらい美味しい日本酒や料理などありますのでぜひ参加してください。この先ももっともっと力強く堂々と私たちの手で盛り上げていきたい。」
▼ろうLGBT東北/おいかわまさのぶさん
「当事者、理解者が集う団体。手話などの勉強会などを開催。人種などに捉われず、自分は自分としていられるように。」
▼天道清貴さん(シンガーソングライター)
「今日は地元仙台でパレードを歩けることを嬉しく思う。高校生の頃、悩みながらここ(国分町あたり)で過ごしたので懐かしく思います。」
▼こぐまさん/共同代表
「自分が困っている、困っていない、で済ませてはいけない。自分が攻撃されないように、相手(LGBT)を攻撃する人が残念ながらいる。今日集ってきた皆さんも、当事者性の有無に関わらず、参加してくれたのだと思う。」
▼小浜さん/にじいろcanvas共同代表
「ここにいる人みんな大事な存在であるということをパンフレットに書かせていただいた。東日本は震災がありました。12年経ったが、それから東北での活動が盛んになった。それらの団体が協力して大きくなってきた。全国の流れにも乗れてきたという感じがする。やってみることが大事。活動を継続することは難しいが、たくさんの仲間と協力することで続けてこられた。これからもどんどん声を挙げる人が出てきて、仲間が出来て、大きな歩みとなる。これからも皆さんと虹色の道を作っていきたい。」
「I have Pride!」と声を上げていた小野寺さんも挨拶しました。
「私は仙台で生まれ育ちました。今日歩いた道はいつもの馴染みの道です。子どもの頃、自分のあり方に苦しみ、学校や家に居場所がなかったとき、公園でひとり泣いていました。たぶん、この中にも同じように公園で泣いていた人もいると思います。あの時、泣いていた公園は、皆さんの力を借りて、笑える別の場所へと変わりました。来年も力を貸してください」と会場に感謝の意を伝えました。その後、パレード共同代表の二人をステージに呼び「本当に大変だった。皆さん拍手を」と労をねぎらいました。
パレード当日10時30分から17時までの間には、仙台三越上のエル・パーク仙台で「うぢらで虹かけっぺし会場」と題して、パレードの公式グッズの販売を行うブースや、HIVの予防啓発センターZEL、実行委員会や大学のサークル、地元の司法書士会、Marriage For All Japanなどがブースを出展しました。実行委員会の皆さん、参加者の皆さん、お疲れ様でした。(編集部)