GID特例法改正に政府は背を向けている
参議院議員で社民党党首の福島みずほ氏(全国比例区)は、11月29日の予算委員会でGID特例法の生殖不能要件について質問。「最高裁が性別変更をするにあたって、生殖能力を奪うことは憲法違反だという決定が出ました。(政府は)背を向けている」と速やかな対応をしないことを批判しました。
続けて福島氏は、「(政府は)憲法を守っていない。学問の自由、生存権、表現の自由、思想良心の自由、個人の尊重、個人の尊厳、幸福追求権、守っていますか」とたたみ掛けると、岸田総理は「最高裁の違憲決定を厳粛に受け止める必要がある」としつつ、「議員立法であるので、立法府の皆様とも連携して適切に対応する」と従来通りの繰り返されたペーパーを読むだけの答弁をしました。
これに対し、福島氏は「憲法をちっとも守っていなくて、踏みにじっているのに憲法を変えることを言う資格はない」と憲法改正への動きも批判しました。(編集部)
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