写真上 エストニア・タリンで開催されたバルティック・プライド2023でのエストニアのラウリ・フサール大統領(左から3人目)(Facebook)
バルト三国の1つ、エストニアのLGBTQ+の人々は2016年からシビル・ユニオンを登録できるようになりましたが、昨年6月の国会で101議席のうち、55対34の賛成多数で同性婚が合法化されました。バルト三国で初、旧ソビエト共和国連邦でも初の同性婚法制化を実現した国となりました。
6月の投票後、カヤ・カラス首相は他の中欧諸国に「難しい戦いだが、結婚と恋愛は促進しなければならないものだ」とメッセージを送っていました。
法律によって根拠のない不安が消え去る
同法は、今月1日から正式に施行され、国内の同性カップルはオンラインで結婚申請を登録できるようになりました。最初の申請は2月上旬までに処理され、認証されるようです。
エストニアのシグネ・リサロ社会保障大臣は「法律は明確に私たちの態度に影響を与えます。根拠のない不安が消え去り、この決定を批判する人たちが、奪われているのは奪われるものではなく、私たちの多くにとって非常に重要なものが追加されていることに気づくことを願っています」と語りました。
バルト・プライド・フェスティバルのプロジェクトマネージャーであるケイオ・スーメルトさんは、「LGBTQ+コミュニティにとって、私たちは他のカップルと同じように平等であり、価値があり、同じサービスを受ける権利があり、同じ選択肢があるという政府からの非常に重要なメッセージです」と法制化の意義を語っています。
家できちんと結婚式ができるのはうれしい
また、ガーディアン紙の取材に対し、春にドイツ人のガールフレンドとの結婚届けを出す予定の首都タリン出身の教師、マリエル・トゥウムさんは、「10年前は、公の場で手をつないでいる同性カップルを今ほど多く見ませんでした。エストニアでは今、人々はよりオープンになっています。家できちんとした結婚式ができるのは本当にうれしいです」と喜びを表していました。
参考 ピンクニュース
https://www.thepinknews.com/2024/01/02/estonia-same-sex-marriage-lgbtq/