写真上 千葉のパンフレットから
LGBT(そうかもしれない人を含む)の子ども・若者の居場所づくりに取り組んできた一般社団法人「にじーず」(遠藤まめた代表)は、トランスジェンダー当事者のまめたさんが自身の体験をきっかけにLGBTの子ども・若者支援に関わり、2016年の任意団体発足以降、10代から23歳までのLGBT当事者を対象とした居場所事業をこれまで全国13か所で行い、延べ3,500人余りの若者が利用してきましたが、今年10月から千葉県でも一般社団法人「Spice」との協働事業で14か所目の居場所事業を開始します。
「にじーず」遠藤まめた代表
「仲間が増えた感じがする」「自分だけではないと安心できた」
「にじーず」によると、LGBTユースの抱える課題として「学校でも、家でも本当の自分を隠さず過ごせる場がない、自分が着たい性別の服を着られない。好きなアニメキャラの話をしたら自分の性のことがバレてしまうかもしれない」などといった、周囲の無理解や偏見を恐れて、本当の自分を出しにくいと感じていたり、「制服の悩みを学校にどう伝えていけば良いかわからない、同性の友達を好きになったけど、恋愛感情なのか分からない」など、不安や孤立を抱えたりして悩んでいます。
これまでの利用者の感想から、LGBTの子ども・若者の居場所が必要な理由として、「仲間が増えた感じがする。勇気が出ました。初めて行ったときに、人が沢山いるのを見ただけで、自分だけではないのだと安心できた」といった前向きな参加者の声があったといいます。
千葉では10月14日13時から ちばユースセンターで
千葉での居場所事業は10月14日に第1回目を開催し、今後は隔月に1回開催を予定しています。
対象は、10代から23歳までのLGBTやそうかもしれない人限定で、大人や非当事者の参加は受け付けていません。研修を受けたスタッフが関わり、若者たちが安心して遊んだり話したりできる場を作ります。参加費は無料です。
日時:2024年10月14日(月・祝)13:00~17:00
場所:ちばユースセンター PRISM
千葉市稲毛区弥生町4-3 Grand Palace 西千葉207号室
後援:千葉市