2023.10.22
教育が同性愛に「誘導」?
東京都台東区議会で9月20日に行われた一般質問で、
自民党の松村智成議員がLGBTQへの理解を進める学校教育について
「偏向した教材や偏った指導があれば(子どもを)同性愛に誘導しかねない」「性に違和感のある子どもへの理解を優先するあまり、男らしさ、女らしさといったものが無くなってしまう」「性の多様性ばかりに重点を置き、男性や女性の特性を軽視するような教育をしては児童が混乱する」
などと発言した問題で、台東区議会の他会派、当事者団体、台東区の人権団体から
抗議の声が上がっています。
台東区議会の共産党は「申入書」を台東区議会自民党と松村議員に提出。
松村議員の問題発言とその理由を挙げ「性的少数者を貶め、差別を助長する」として、
発言の訂正を求めています。
また、台東にじいろの会(立憲・れいわの議員で構成)は
「『誘導しかねない』という表現自体が、同性愛を貶めるような言葉」
などと指摘、質問全体の撤回・謝罪を求めています。
撤回・謝罪を求める委員の声を「完全無視」
こうした中、2日に行われた区民文教委員会に出席した松村議員は、
共産、にじいろの各会派の委員からの質問に終始無言を貫きました。
事前には、委員会で松村議員が自らの正当性を主張するという情報も出回り、
傍聴席は約20人のLGBT当事者らで埋まりました。
委員会室はヤジで一時騒然
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